注射の時間ですよ~

日常

手術から1週間無事退院致しました

まだまだ本調子ではありませんが、よろよろしながらも健康な身体を取り戻すべく、洗濯したり、食事の支度をしたり、出来る範囲で動いています。
傷口の痛みもまだ残っていますので、思うようにいかないな・・とため息も出ますが、焦らず少しずつと自分に言い聞かせています。

『ねこちゃん絵日記』を夢中で描いている間は痛みも忘れているので、これもリハビリの一環です(^_^.)

さて上の絵ですが、もちろんわたしはこんなイヤな患者じゃありませんでした(笑)
謙虚で泣き言も言わず、従順な患者さんです。

ただ、昼夜問わず何と注射の多かったことか!
採血はもちろんのこと、○○予防、△△予防・・何の液体を注入されているのか自分では良く把握できていなかったように思います。
幸い注射は平気ですので、来る看護師さん来る看護師さんが度々「ごめんなさいね、この注射痛いでしょう?」と言ってくださるのですが、その度に「いえ、全然大丈夫です(*´з`)」と応えることに最後は疲れるくらいの注射三昧の日々でした。
とは言え、術後の管だらけの全く動けない最初の何日間を思うと、管が1本も無くなり、お風呂にも入れて、ベッドで注射を打たれるだけの退院までの数日は天国みたいなものでした(笑)

わたしはお利口な患者さんでしたが、そうではない患者さんもいます。
看護師さん達は、そのような患者さんにも、優しく丁寧に根気強く説明をしたり、処置をしたり、
ルールを破った患者さんには、厳しく注意をされていた場面もありました。
命を預かる職場です。気忙しく、それでも確実に任務を全うされてる姿に頭が下がりました。
心の中で『すんませんベッドでゴロゴロして・・(+_+)』と思いながら・・。

圧巻の・・
何が圧巻なのかと言うと、手術直前の患者さんの待機部屋があるのですが、そこでストレッチャーに乗せられて手術室へ運ばれます。
恐怖はなかったですが、さすがに緊張はありました。
仰向けで寝た状態で運ばれて行きます。緊張をほぐすために男性看護師さんが声を掛けてくれていたように思います。

大きな扉が開いた瞬間息をのみました。
目に飛び込んできたのは鈍い銀色の世界です。
ものすごく高い天井に、廊下の幅は体育館?というぐらいあります。
両側に巨大なステンレスの扉が奥の方まで何枚も続きます。
目を見開いてその光景を見ていましたが、それも、物の数秒わたしのストレッチャーは奥の方の扉に運び込まれました。
すぐに背中に麻酔を打ち、あっと言う間に意識が無くなり、目覚めた時には術後の別部屋だったので、あの銀色の世界を見たのは1回切りでした。

あの景色は忘れることができません。畏怖のような、感動のような・・強いて言えばこどもの時に生まれて初めて甲子園に連れて行ってもらった時の衝撃に似ています。
スタンドに1歩足を踏み入れた時の、ナイターの照明の中に地鳴りのような歓声、翻る無数の大旗。
もちろん、心の内の感情は随分違いますが、視覚に訴えかけられた衝撃度合は甲子園に匹敵するぐらいでした。
但し・・
甲子園にはこれからも何度も足を運びたいですが、手術室へ続く巨大な廊下・・そこにはもう2度と足は踏み入れたくはありません。

2023.11.30(木)晴れ
退院したその日、まめにも寂しい思いをさせてしまったと、今日からはまめと一緒に眠れると喜んだのも束の間・・
「ゲッ!鼻血出てる( ;∀;)」
そうまめの片方の鼻の穴から血が・・
わたしの退院のお迎えに来てくれた妹がすぐに行きつけの病院に連れて行ってくれようとしたのですが、生憎その日は休診で、次の日の午前中で予約を取ってくれました。
『悪いものだったらどうしようと』その晩お布団に入ってまめを抱きかかえながら、気になって何度も目が覚める始末です。
わたしのプランでは(やっと家に帰れてまめとぐっすり安眠するわたし)だったのに・・。

次の日、妹が「まめちゃん怖い病気やったらいややなぁ(-_-;)」と言いながら、まめをバスケットに入れて病院へ連れて行ってくれました。

結果は怖いものではありませんでした。
わたしの入院前に、まめにクシャミと鼻水が出だしたので、薬をもらっていたのですが、やはり炎症を起こしていたのでしょう。違う薬を処方してもらいそれで治まりました。胸を撫でおろしました。

今はまめとぐっすり眠っております(*´з`)








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