ねこだってオリンピック　聖火リレーVer.

積年の恨み

国民の気持がひとつにならない中、聖火リレーが始まりましたね。
何事もなく開会式まで聖火がつながっていくことを願います。
ところで私には姉がいます。半年程前だったかその姉が「聖火リレーは絶対に見に行く」と言うので、人混み苦手な私は「コース見てたら以外と田舎の方も走るし、そういう場所の方がゆっくり見れていいんと違うの？」と何気に言ったら「いいや！絶対メインの四条通りで見る！」と言い張ります。
そして話しは昭和39年の東京オリンピックに遡り。
当時は四条通りに歩いて行ける所に住んでいたので、近所の人達と連れ立って一家で聖火リレーを見に行ったそうです。私は全く記憶にありませんが、幼稚園児の姉は子どもながらも目の前で聖火が見れることにワクワクしていたようです。おとなりのお友達のKちゃんと「もうすぐかな・・」と
待っていた時、その場にいた見知らぬ年配女性に声を掛けられ・・・
女性　「ふたりは何歳？」
姉とお友達　「〇さい」「△さい」
女性　「じゃあ、あなたの方がおねえちゃんね」
と言って姉は後ろに下げられ「えっ!?見えない」と焦っている間に聖火ランナーは走り去って行ったそうです。
姉の四条通りの聖火リレー観戦は57年越しのリベンジという訳です。本人はその時の悔しさと腹立たしさが甦ってきたのか当時の怒りを熱弁していましたが、それを初めて聞かされた私達家族は姉の気持ちに寄り添えず、一同ポカ～ンでした。